星野武彦 個展
「歯車とレバー」


会期

2021年7月31日(土)〜8月29日(日) 土日祝のみ 12:00〜19:00

(2021年7月31日、8月1、7、8、9、14、15、21、22、28、29日)


※ご来場の際には必ずマスクをご着用いただき、入口にて手指のアルコール消毒にご協力ください。新型コロナの諸症状がある方、体調の優れない方はご来場をお控えください。

展覧会紹介

Token Art Centerでは2021年7月31日より星野武彦個展「歯車とレバー」を開催します。 星野作品の多くはミニマルな要素で構成された油絵ですが、しかしそのモチーフは野球ボール、ビデオゲームのワンシーン、馬や鳥、また描き方についても簡素な線描や漫画絵のようなタッチあるいは油絵具を用いたオーソドクスなものまで、作品によって様々で一見とらえどころがないように思えます。 星野の場合、絵画制作の起点となるのは多くはモチーフでありながらも、手法が起点となる場合があります。描く手法が起点となる場合の例としては、8枚同じ油絵を描く、墨壺を用いて線描を引く、園芸用の網目の荒い麻布を支持体に用いるなど。まずこのような描きたい手法を出発点として、その手法にはどのようなモチーフを合わせると面白い画面となるのかを考えるというプロセスです。一方で描きたいモチーフが先行し、それに合わせて手法を検討する場合もあります。モチーフには日常生活で目にした自身でも理由は不明ながら引っかかる人物や事象、記憶に沈殿していた風景の断片など、これらモチーフにはどのような手法や構図が面白いかを検討します。 星野は自身の作品制作について、画面を構成する要素を極力減らして最大の効果を生み出す仕組み、つまり「歯車とレバー」のようなものだと話します。削ぎ落とした要素(モチーフや手法)を作品ごとに自身がこれまで思いつかなかったようなやり方で組み合わせながら、新しい画面を作ろうと試みているのです。 また、近年の作品ではPCのお絵かきソフト用いて○△□などの基本図形のみで構図を検討したり、線描を引く際に型紙を用いるなど、アナログなツールを用いたり、インターネットの画像検索でみつけたモチーフを作品に用いるなどしています。これらは星野作品に漂う独特の滑稽さを生み出していますが、制作の中に上記のような外的で不自由なアナログツールを差し込んだり、イメージを借用することは、自身の絵画制作を一部手放したり、コントロールできないものを取り込む行為とも言えます。そういった作業を経て、制作した自身が一番驚くような作品を制作しようとしているのかもしれません。 本展では、豪速球やあるプロ野球選手をモデルとした肖像画、馬の尻などをモチーフとした新作絵画を中心に構成します。星野にとって1年ぶりの展覧会となります。ぜひご期待ください。

作家略歴

星野 武彦 Takehiko Hoshino


1976年 愛知県生まれ
2000年 愛知県立芸術大学美術学部油絵科卒業

主な個展
2020年 「デフラグメント」 See Saw gallery + hibit (愛知)
2019年 「トレーニングルーム」 switch point (東京)
2018年 「迷信」 bgm gallery / Finch Arts (京都)

主なグループ展
2017年 「渓谷 / そっくり」switch point (東京)
2017年 「fiction-friction」矢田市民ギャラリー (愛知)
2016年 「ユーレイの海馬」矢田市民ギャラリー (愛知)
2012年 「Power of Painting」NADiff Gallery (東京)
2011年 「Free for All -地獄変-」island MEDIUM (東京)
2010年 「脱臼」island (千葉)
2010年 「第二回表現者蹶起集会」エーデルプラッツェビル他 (大阪)
2008年 「THE ECHO」ZAIM (神奈川)



《歯車とレバー》2020 キャンバスに油彩 455×530


《neko》2019 キャンバスに油彩 455×530


《TORI》2017 キャンバスにアクリル 1940×1620


《untitled》2016 キャンバスに油彩 1167×1167


《supper》2016 キャンバスに油彩 530×652


《untitled》2012 キャンバスに油彩 530×652