高橋臨太郎個展
「Drone Drome」


会期

2020年8月15、16、21、22、23、28、29、30日、9月4、5、6日
※諸事情により会期が変更になりました。
12:00〜19:00 ※完全予約制



本展覧会は、新型コロナ感染拡大防止のため、完全予約制での開催といたします。
ご来場の際には、事前に下記予約フォームより日付、時間帯をご予約ください。 また、各時間帯で入場制限を設けますので、ご予約の時間帯が定員超過の場合は、記載いただくメールアドレスにご連絡いたします。


なお、必ずマスクをご着用の上ご来場いただき、入口にて手指のアルコール消毒にご協力ください。新型コロナの諸症状がある方、体調の優れない方はご来場をお控えください。

展覧会紹介

Token Art Centerでは、2020年8月15日より高橋臨太郎の個展「Drone Drome」を開催します。

高橋は、これまで身体運動を通して変容する意識について考えながら、作品ごとに展覧会や自身を取り巻く状況から着想し制作を行ってきました。近年は特に作品の多くに音を使用しています。高橋の制作においては、音を奏でる者の身体や意識の状態が重要であり、それらの表出として音を扱っているといえます。

2019年に制作された《scale here》は、首都高を走行するトラックの荷台で作家がドラムセットを演奏する様子を収めた映像と音のインスタレーション作品です。荷台でドラムを演奏する作家には、カーブや段差を走行することにより働く遠心力や振動が作用し、体は大きく揺さぶられ正確にテンポを刻むことが困難になっていきます。ところで、盲目の方は白杖で地面を叩き、その反響音によって自身の居場所を確認すると聞きます。環境からの作用を受けながらも、一方で演奏するドラムの反響音によって環境を知覚し、さらにはその音で周囲の環境を共振させる。ここでは身体、意識と環境が影響を及ぼし合いながら、互いに変容していく様が描かれます。そしてトラックを追走する映像には、半透明の板によって作られた個室の中で、揺さぶられながら演奏する作家の姿が映されています。FEP製の板の色彩や影絵の効果が相まって、まるで渋谷の夜景に洞窟壁画がコラージュされたかのような映像でした。

このように高橋は、自らとは異質な他者や環境を強引に自身に作用させて、それぞれを覆っている境界を溶解し、有機的なつながりのある新しい状況を提示しようとします。

「Drone Drome」では、本展に合わせて制作する新作と四肢に欠損のある方の身体を筋電位から読み取って、失われた手足の動きを作り出し、それによって弦楽器を演奏するインスタレーション作品《Phantom container》となどよって構成します。

作家略歴

高橋 臨太郎 Rintaro Takahashi




1991年 東京都生まれ
東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程在籍

個展
2019年 「スケールヒア」 BLOCK HOUSE (東京)

主なグループ展
2020年 「清流の国ぎふ芸術祭」岐阜県美術館(岐阜)
2019年 「大京都2019in京丹後 風景泥棒」吉村機業(株)旧織物工場(京都)
2018年 「そとのあそび」市原湖畔美術館 (千葉)
2018年 「Social Concrete」WK Gallery (東京)
2016年 「Seaside Poolside」稲毛海浜公園プール (東京)










《Mezzo scracther》2019 インスタレーション









《scale here》2019 インスタレーション