松永直 個展
「Panta Rhei to Curtis LeMay」


会期

2020年12月19日(土)〜2021年1月31日(日) 土日祝のみ 12:00〜19:00

(2020年12月19、20、26、27日、2021年1月9、10、11、16、17、23、24、30、31日)

※12月19、20日は企画展「泥深い川」の一環として開催いたします。なお、1月2、3日は休廊となりますのでご注意ください。


※ご来場の際には必ずマスクをご着用いただき、入口にて手指のアルコール消毒にご協力ください。新型コロナの諸症状がある方、体調の優れない方はご来場をお控えください。


イベント情報

アーティストトーク① 1月23日(土) 18:00〜
※日程が変更となりました  

ゲスト:ロジャー・マクドナルド(Fenberger House館長、AIT副ディレクター)



展覧会紹介

Token Art Centerでは、2020年12月19日より、松永直個展「Panta Rhei to Curtis LeMay」を開催します。松永は、大学院修了後から現在までロンドンを拠点に活動しており、これまでセラミックや木材を用いた立体やレリーフ、ペインティングなどを制作してきました。 松永の立体作品は、それぞれ形状の異なるピースを組み合わせ、ぎりぎりの微妙なバランスで自立したものが多くあります。それらはどこかストーンヘンジのような古代の儀式的な空間のようでもあり、歪な生き物のようにも見えます。細部に目を凝らすと、それぞれのピースにはプリミティブな筆致でドローイングや彩色が施されているのがわかります。
松永は作品を作る際、常に目の前にある素材に対しどのようにリアクションできるかということを大切にしています。例えば素材となる木材を割るとそこにしかない形が現れる。その形に対し松永がリアクションする。それによって素材がまた表情を変える。アクションとリアクションの繰り返し。自らの念頭にある形状を作り上げるのではなく、そういった自身の内奥と素材とのやり取りの往還の中で自然と、あるいは無意識的に作品が出来上がってくることを松永は望んでいるのです。そのようにイメージが流れ出てくる状況を作るために、一つの行為にかける速度や時間を制御したり、素材との物理的距離を変更したりします。それは瞑想のような意識状態に近いのかもしれません。松永は一個人の意図するものを越え、時代や地域を貫いて人間が奥底に持っているイメージを素材との対話の中で自らの身体を通して作り上げようとしているのです。
本展タイトルにあるPanta Rheiはヘラクレイトスによって提唱された概念で万物が流転すること、Curtis LeMayはナパーム弾を初めて東京に落としたアメリカ軍人を指しています。ロンドンを拠点に活動している松永は、今回新作を制作するにあたり、会場のあるすみだの街並や景観にどのようなことが作用してきたのかに意識に置いてきました。これまでの制作スタイルに松永の考えるすみだの地域性が加わり、どのような作品が生まれるのでしょうか。なお、本展会期は2020年12月19日から2021年1月31日までとなっておりますが、12月19、20日は、周辺で行われる企画展「泥深い川」の一環として開催されます。ぜひご覧ください。

作家略歴

松永 直 Nao Matsunaga


1980年 大阪府生まれ イギリスロンドン在住
2007 年 ロイヤルカレッジオブアート セラミックアンドグラスプログラム修了

主な個展
2019年 「Gillian Ayres, Rachel Jones and Nao Matsunaga」 New Art Centre (Salisbury, UK)
2018年 「Raw Faces」 Crafts Study Centre (Farnham, UK)
2017年 「Blue and White」 New Art Centre (Salisbury, UK)
2017年 「Nao Matsunaga/James Rigler」 Marsden Woo Gallery (London, UK)
2017年 「Standing On The Verge/Live Up」 British Ceramics Biennial



《Blue Gangsta》2017 Glazed Ceramic H50xW30xD20cm


《Standing on the Verge/Live Up》 2015
Unfired ceramic installation H250xW70xD70cm


《In A Silent Way》 2018
Glazed Ceramic, Wood, Acrylic paint, Pigment, PVA, Sand, Pencil H81xW50xD50cm


《Rototo》 2019 Glazed Ceramic H60xW70xD55cm



《Next 2 Nothing》 2019
Glazed porcelain, Wood, Acrylic paint, Pencil H120xH90xD43cm


《Human Landscape 2》 2019 Glazed Ceramic H50cm


《All is Cool 1》 2019
Glazed Ceramic, Porcelain, Underglaze pencil H59xW29xD27cm



《The May Eyed》 2015 Glazed Ceramic H245xW40xD40cm


《Something that means Something》 2018
Glazed Ceramic, Wood, Acrylic paint, Pigment, PVA, Sand, Pencil H106xW51xD45cm


Installation view《Blue and White》 New Art Centre, UK 2017


《Pull up, Pull down , Take me away 1》 2016
Glazed Ceramic, Wood, Ink H80xW38xD38cm


《Illusion of Reflection 2》 2016
Glazed ceramic, Steel 30x16cm in.(76x40cm) Photo: John Stokes