高見澤峻介、鈴木雄大 「Re:Generators!」
/ Shunsuke Takamizawa, Yudai Suzuki "Re:Generators!"


 

会期/ Period

2025/4/19, 20, 26, 27, 5/3, 4, 10, 11, 17, 18 13:00〜19:00
*only weekends




入場料/ Admission

¥500 with tea


イベント/Events

オープニングパーティ/ Opening party
2025.4.19(Sat)17:00〜19:00


展覧会紹介/ Introduction

Token Art Centerでは、4月19日より5月18日まで 高見澤峻介、鈴木雄大「Re:Generators!」を開催いたします。
高見澤は、火や水を用いて温度差を生じさせることによって発電される仕組みを電源とした映像装置やウェブサーバなどを制作してきました。イメージが現れるインフラ自体を扱うことで、イメージがいかに成立しているのか、どこから来るのかといった根本的な問いへと鑑賞者を導きます。鈴木は、3DCGやコンピューターシミュレーションなどを用いて物理空間と仮想空間が衝突する状況を目指して制作を続けています。絵画的な思考を基点としながらメタメディウム的にイメージの本質に迫ろうとします。高見澤はリバースエンジニアリング的な方法で、鈴木は絵画的な方法で、現代ではあまりに一般的になってしまっている映像の、それを支えている根源をあらわにしようとするという点で共通する部分があると思われます。
本展はGenerators、つまり画像を「生成するものたち」=「生成装置」に焦点が当てられています。通常、生成結果に対して生成装置の存在は地味であまり目立ちません。しかし生成結果は決して無から有を生み出すということはなく、ソフトとハードがあり、プロセスがあって成り立っています。画面に映るものが今「生成するものたち」によって生み出されていること "そのこと自体" を明確に表出する展示となるでしょう。そして、AI等が参照するビッグデータを人類がこれまで生成してきたイメージの膨大な蓄積と考えるならば、この「生成するものたち」はつまり、私たち自身のことでもあるのです。


作家略歴/Biography

高見澤 峻介 Shunsuke Takamizawa


1993年 山梨県生まれ
2016年 東京芸術大学美術学部先端芸術表現科 卒業
2019年 東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻 主席 修了

個展
2020年 「Screening Organon」CASHI(東京)
2019年 「Screening Organon」四谷未確認スタジオ(東京)

主なグループ展
2025年 「150年」(東京)
2024年 「山梨メディアアートアワード」大賞 GASBON METABOLISM(山梨)
2022年 「Safari Firing」神津島(東京)
2021年 「沈黙のカテゴリー|Silent Category」クリエイティブセンター大阪(大阪)



高見澤峻介《Fire Server ver2.1》2019-2024
ろうそく、火、水、インターネットサーバー
写真:大塚敬太


高見澤峻介《FireDisplay》2019-2022
ろうそく、火、液晶ディスプレイ、マイコン

鈴木 雄大 Yudai Suzuki


1993年 愛知県小牧市生まれ
2017年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2019年 東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻 修了

個展
2019年 「すべてが透明になる前に」四谷未確認スタジオ(東京)

主なグループ展
2021年 「沈黙のカテゴリー」クリエイティブセンター大阪(大阪)
2019年 「 PRACTICE 2018-19」東京芸術大学横浜中華街校舎(神奈川)
2018年 「ソラリスの酒場」The CAVE(東京)
2018年 「AUTO」N-MARK B1(愛知)
2016年 「The continent, 八木と」アートスポットシャトー小金井2F(東京)
2016年 「OOQO」Space Wunder commer(東京)



鈴木雄大《Streaming Planet》2021
コンピュータシミュレーション、コントローラー


鈴木雄大《Daemon Sirvice》2019
映像、音声


鈴木雄大《Chaotic,Fantastic,Documentary of nonexistent facts》2017
映像、音声、木、鉄、アクリル、ウレタン、粘土、樹脂