大塚諒平、髙橋穣
「あそこと私との間にある距離、あれと私との間にある大気、あなたと私との間にある雰囲気」


 

会期

2023年9月9日(土)〜10月9日(日) 12:00〜19:00
(9月9、10、11、16、17、18、23、24、25、30日、10月1、2、7、8、9日)

※今回は土日祝に加えて、9月11日(月)、25日(月)、10月2日(月)も開場日としています。上記開場日をよくご確認の上ご来場いただきますようお願いいたします。


入場料:500円(お茶付き)


展覧会紹介

Token Art Centerでは、2023年9月9日より大塚諒平、髙橋穣による「あそこと私との間にある距離、あれと私との間にある大気、あなたと私との間にある雰囲気」を開催します。
大塚はこれまで、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスを主なメディアに、物事の認識において自己と他者が共有できるものとできないもの、あるいはさまざまな位相の実感により形作られる個人の身体や意識への関心に基づき作品を制作してきました。作品制作を世界を認識するプロセスと捉え、鑑賞者を含むさまざまな人々の認識を取り込みながら、いかに開かれた想像力を持つことができるかを制作を通して試みています。
一方、髙橋は作家自身を起点にしながら、身の回りの環境や展示場所の特性等に反応した彫刻や映像、パフォーマンスなどを制作しています。過去作《3.04》においては自身のスタジオと大学のアトリエを、《北極星の下で、基点の上の麒麟の下でKIRIN で捕らえたキリンを育てる》においては自身の彫刻と展示場所周辺から得られたオブジェを、つまり作家自身と外部の環境を並置させつつ、その間に流れる見えない時間や連なりを彫り出そうとします。
本展ではそれぞれこれまでの関心を延長し、大塚は複数の他者との協働により制作される来場者が使用することができるテーブルや椅子など、髙橋は体内音と環境音を用いたカセットテープのインスタレーションなどを発表予定です。いずれも私たち個人と外部の世界の関係のありようを新たな方法で示してくれるでしょう。なお、本展タイトルは大塚の自身の制作に関する覚書の一節より引用されています。




イベント情報

9月9日(土) 17:00〜19:00 オープニングパーティ

参加アーティストの大塚が手料理を振る舞います(ドリンクは別途ご注文ください)。

作家紹介

大塚諒平 Ryohei Otsuka

1992年東京生まれ
2022年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了 

主な展示歴
2023年「Riverside pocket2」荒川土手(東京)
2022年「あなたが見つけた星座をぼくにおしえて」ART DRUG CENTER(宮城)
「Ghostliness 2」Studio Ghost(東京)
2021年「ナイキとアディダスどっちがすきか」(東京)
2020年「遊園地都市の進化」(東京)
2019年「CCIGTOFF COLLECTION Vo.1」(東京)
「Tokunsterlem」(ドイツ)
2018年「対馬アートファンタジア2018」(長崎)
2016年「2074、夢の世界」東京藝術大学大学美術館(東京)
2015年「スクラップス アンド ビルド」東京




《顔》2021年 油粘土、モニター、小型カメラ


《手》2021年 粘土、陶、モニター



《火の鳥》2021年 紙、モニター、小型カメラ、プロジェクター、木材



《あなたとはちがうからだ》2019年 パフォーマンス、写真




《人生/ゲーム》2018年 リアル人生ゲーム、モニター、小型カメラ、絨毯、木材


髙橋穣 Joe Takahashi

1999年東京生まれ
東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻在籍 

主な展示歴
2023年「 東京藝術大学卒業・終了制作展」東京藝術大学(東京)
「NACC Vol.5」日本橋アナーキー文化センター(東京)
「記憶の合流地点」marco gallery(大阪)
2022年「KENMA studio last exhibition」KENMA studio(東京)
2021年「One for ball,Ball for one.」KENMA studio(東京)
「東京屋上区/ 髙橋穣・森山瞬』 四谷TT ビル(東京)
2018年「平成エンドルフィン」 デザインフェスタギャラリー(東京)

展示企画
2021年「One for ball,Ball for one.」KENMA studio(東京)
「台風の眼/ 江間和・平間ミーナ・向井このか」KENMA studio(東京)
「 東京屋上区/髙橋穣・森山瞬」 四谷TTビル(東京)
「なに それ まじ -Neo Somatic Method- / 中山琳太郎・wakapitch」KENMA studio(東京)
2022_「どこでどう使う? / 重富彩花・時松春佳」 KENMA studio/ 東京
「Punch the public/ 金城ちはる・佐塚毬」 KENMA studio(東京)
「Have you ever wanted to eat yourself?-自分を食べてみたいと思ったことはある?-/ 中西凛」cafe ふろんてぃあ(東京)
「KENMA studio last exhibition」KENMA studio(東京)


《3.04》2023年 鉄、木、身体




《北極星の下で、基点の上の麒麟の下でKIRIN で捕らえたキリンを育てる》2023年 ミクストメディア



《sculptural survey》2023年 カセットテープ、カセットプレーヤー、漂流物